転職したい、と思ったら、まずはじめにやるべきオススメ

キャリア

 転職したいなぁと思ったら、まず最初に何をしますか?
転職したいと思う理由は様々だと思いますが、私のオススメは、まず、「自分が仕事に対してどういう価値観をもっているのか、どんな職業に興味があるのか?をもう一度冷静になって考えてみる」ことです。
 転職を考えている場合のステップについて全体を簡単にご紹介し、その後、私がオススメする「初めの一歩に」ついてお役に立つサイトjobtag(じょぶたぐ)をご紹介します。

転職のステップ

1)目標の明確化:

 転職前に、なぜ転職したいのか、どのような職種や業界を目指したいのか?を明確にしましょう。自分のキャリアゴールや興味を考え、具体的な目標を設定します。
 自分のキャリア=人生設計そのものと言っても過言ではありません。
 自分らしさとは何だろう?、自分は何に向いているのだろう?、自分らしく生きるとは?、などなどを考えることになるこのステップは、とても重要です。なので、焦らず、じっくり自分と向き合うことが大切です。
 また、明確な目標がなければ、転職活動自体がうまく進まないことが多いので、必ずこのステップは時間をかけてください。
 次のパートでこのステップに役に立つサイトをご紹介します

2)スキルと経験の評価

 現在のスキル(能力、資格など)や経験を整理し、転職先で求められるスキルや経験にギャップがあるか理解しましょう。ギャップがある場合は、必要なスキルを習得するための計画を立て、努力していきましょう。

3)履歴書と職務経歴書のアップデート

 現在の履歴書と職務経歴書を最新のものにアップデートし、最新の職務経験や成果を反映させましょう。自身の強みや成果をまとめ、転職先に価値を提供、強調できるように工夫しましょう。

4)求人市場・情報の調査

 目指すポジションや業界の求人市場を調査し、求人情報を収集します。特定の企業やポジションについての情報を収集し、適切な選択肢を見つけましょう。

5)ネットワークの活用

 転職エージェントやITネットワークを活用して、転職情報を収集し、求人情報を探しましょう。現在ではSNSを活用した様々なネットワーク(例LinkedInなど)があるので、それらを活用して情報収集することも有用です。

6)緊急時の経済的計画

 在職中に次の転職先を探すのが理想です。私自身、8回の転職経験がありますが、必ず在職中に次の転職先を決めることマイルールとしていました。なので失業手当を一度も頂いたことはありません。
また、ご家族のある方にとっては特に重要なポイントだと私は思います。
 私は絶対にオススメしませんが、やむを得ず退職後に転職活動をする場合、活動途中に生活資金が途切れる可能性があるため、十分な備えをしておくことが重要です。
財政的な安全ネットを準備し、万が一必要な場合に備えるための資金を用意します。

7)面接の準備

 転職活動では面接が欠かせません。自己紹介や志望動機を練習し、可能な質問に備えましょう。
また、自分の経験やスキルに合わせた成功体験のストーリーを用意しておくこともとても重要です。
自分の履歴、経験を一つのストーリーにまとめ、面接者の共感を得る、という事ができれば、大きな強みになります。

8)カウンセリングやコーチング

 転職アドバイザーやキャリアコンサルタントからのアドバイスを受けることも役立ちます。彼らは転職プロセスをサポートし、転職戦略を立てるのに役立つ情報とアドバイスを提供してくれます。
 ただ、特定の転職エージェント会社に所属しているアドバイザーは、求職者に寄り添った立場や中立的な視点でアドバイスしてもらえるかどうか?がポイントです。そういう担当者と出会えればとても大きな助けになると思いますが、一方そうでない場合は、自分が除く結果にならないこともあると考えましょう。
 私自身はある転職エージェント会社に勤務するアドバイザーの方と15年以上も長い間お付き合いがあり、個人的にも信頼できる関係になり自分のキャリア形成において大変お世話になりました。そういう方と巡り会えたことが自分のキャリアアップには大変役に立ったと痛感しています。
 ただし、そういう方と巡り合うのは簡単ではないと思うので、そういう意味では特定の企業に属さない国家資格キャリアコンサルタントが、国家資格者として認定されていいてスキルも確かなので、一番安心できると個人的には思います。

9)積極的な応募

 適切な求人が見つかれば、積極的に応募しましょう。更新した履歴書と職務経歴書を提出し、面接に備える準備を行いましょう。

10)フォローアップ

 面接後にフォローアップのメールや手紙を送り、応募企業に対する興味や熱意を示し続けましょう。その後のステップや結果について尋ねることも忘れずに行いましょう。

11)自己管理と忍耐(心の準備)

 転職活動は時間がかかります。転職は刺激的でエキサイティングな面もありますが、同時にストレスを伴うことも多いです。自己管理をしっかり行い、忍耐を持ち続け、失敗から学び、進歩・進化していくことが大切です。

12)バランスの取り方

 転職活動を行いながら、現在の仕事や生活とのバランスを保つことが重要です。ストレスや疲労が蓄積しないように細心の注意をはらいましょう。また、ご家族がいる方はご家族の理解と協力もとても大切です。

 転職活動は計画的に進めることが成功の鍵です。自分のキャリアゴール=人生設計に向かって、焦らず着実に進んでいきましょう。

便利サイトjobtag(じょぶたぐ) 適職を知る

 このサイトは、職業について知ることができるだけでなく、自身の興味や価値観を知り、そこから適職を探したりすることができる無料サイトです。
厚生労働省が管轄しているので、信頼性の高いサイトだと言えるので、転職活動を行う前に自分自身と向き合う上でも、とても有益なサイトです。

厚生労働省が管轄する職業情報提供Webサイト「jobtag(じょぶたぐ)」
https://shigoto.mhlw.go.jp/User

職業情報提供サイト(日本版O-NET)(愛称:job tag(じょぶたぐ))(※)は、「ジョブ」(職業、仕事)、「タスク」(仕事の内容を細かく分解したもの、作業)、「スキル」(仕事をするのに必要な技術・技能)等の観点から職業情報を「見える化」し、求職者等の就職活動や企業の採用活動等を支援するWebサイトです。

 まだ就業経験のない方や再就職先を探している方が、どんな職業があるのかいろいろな切り口から探したり、その職業ではどんな仕事内容・作業が一般的に行われ、どんなスキルや知識を持った方が働いているのか調べたりすることができます。

 また、学生のキャリア形成を支援する方、求職者への職業相談・職業紹介を行う方、企業内の人材活用に取り組む方に活用していただける様々な機能も搭載されています。

 本サイトでは、職業について知ることができるだけでなく、ご自身の興味・価値観から適職を検索したり、経歴等からご自身の職業能力プロフィールを作成して色々な職業とのフィット感を確認したり、将来に備えた自己啓発内容を検討したりと、色々なことができます。

job tagより

1)jobtag(じょぶたぐ)でできること

 jobtagでできることはたくさんありますが、まず「適職を知る:自分にあう職業を知りたい」から始めてみてください。きっと自分自身と向き合う良いきっかけになると思います。
 以下の画像はjobtagより引用 https://shigoto.mhlw.go.jp/User/PersonalUse


jobtagより
job tag より
jobtagより

2)jobtag 適職を知る 事例

 このサイトの中で転職を考え始めたらまず見ていただきたいところが、「自分似合う職業を知りたい」です。
あなたのご自身の仕事に対する「興味」や「価値観」を客観的に知ることが、転職活動の初めの一歩です。

1)職業興味検査

 42問の質問に答えることで、あなたの職業興味の特徴を調べることができます。その結果から自分にあいそうな適職が表示されます。
結果をマイリストに保存(保存期限は最終保存日時から24時間)やマイリストのエクスポートからマイリストファイルをPDFダウンロードすることも可能です。
https://shigoto.mhlw.go.jp/User/InterestTest/Step2

私の実例


私の興味検査結果
  •  企画立案、組織運営や経営の仕事に興味 = 多くのプロジェクトマネージャー経験、マネージャーなどの管理職、CFOという経営職を実際に行ってきた
  • 人と接したり、奉仕したりする仕事 = コンサルタント的な仕事、管理職などは人との接触がほとんど。また、介護やボランティア活動も実践してきた。

2)価値観検査

 60問の質問に答えることで、あなたの仕事に対する「価値観」を探ります。その結果から適職を探索します。https://shigoto.mhlw.go.jp/User/ExplainMyself/Step2

私の実例


私の価値観検査の結果
  •  解決困難な問題を解決することに強い喜びを感じる=コンサルタント的な改善や問題解決業務が好きだった
  •  仕事や能力に対して正当に評価され周りに認められると実感することに喜びを感じる=ポジションや収入など正当な評価を受けてきた
  • より重要な仕事やポストを任されるとやりがいを感じる=マネージャーからCFOまでのキャリアアップを実現できた
  •  信頼できる仲間がいることに強い喜びとを感じる=多くのプロジェクトメンバーやチームとの協力関係により成果
  •  過程を重視した仕事に強いやりがいを感じる=多くのプロジェクトや業務の中で結果だけでなくプロセスも重視してきた

3)事例 私の適職

私の適職として、このjobtagサイトから提案された主な職業は以下の通り。

私の主な適職例

 過去の経験、プロフィールとほぼ一緒という結果に驚きました。つまり、私のキャリアと興味がほぼ一致していたということになると思います。(ちなみに通訳ガイドも興味があり、受験経験あり、残念ながら受かりませんでしたが・・・)
 既に定年してセカンドキャリアがスタートしていますので、そういう意味では充実したキャリアだったと実感してます。
ではなぜ「充実していた」と今感じることができるのでしょうか?それは、この検査結果が示すように、自分の仕事に対する興味と価値観がほぼ一致していたから、と言えるのかもしれません。
 また、今現在もセカンドキャリアとして上記の仕事を行っていますので、まさに適職ということでしょうか!

まとめ

 転職したいなぁと思ったら、まず最初に何をしますか?転職したいと思う理由は様々だと思いますが、私のオススメは、まず、「自分が仕事に対してどういう価値観をもっているのか、どんな職業に興味があるのか?をもう一度冷静になって考えてみる」ことです。
 そのために今回ご紹介した厚生労働省管轄の便利サイト「jobtag(じょぶたぐ)」を是非活用してみてください。
あなたのキャリアアップにお役に立てると思います。

当メディア管理人
じょう

大学卒業後、日系の経理部員からキャリアをスタートし、欧米、台湾など主に外資系にて転職を経験。その間、マネージャーからCFOへと着実にキャリアアップを実現。
 定年後、会社設立し定年ぼっち起業。キャリアアップ経験、人事部ではなく採用部門側として700人以上の経歴確認や300人以上の採用面接の経験、求職側と採用側の両方の経験などを活かしたキャリアアップ支援を実施中。また、中小企業診断士、ITコーディネーター、ファイナンシャル・プランナーなどの資格を活かした個人のライフ・バリュー・アップをサポート中。2024年5月国家資格キャリアコンサルタント登録。
 このサイトでは、「キャリア=ライフ・バリュー」と捉え、「自分らしくキャリアアップをしながら、ライフバリューアップを目指している人に向けてのコンシェルジュ」を目指して、情報を発信中。

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