50〜70代の間で、SNSを日常的に使う人が急増しています。家族との連絡、趣味の共有、情報収集、地域活動の参加など、SNSは「新しいつながりの窓口」としてシニア世代の暮らしに大きく広がりをもたらしています。
しかしその一方で、
- 「SNSは若者向けで、今から始めても難しそう…」
- 「トラブルや詐欺が不安」
- 「投稿する内容に自信がない」
と感じる方も多く、最初の一歩が踏み出せないという声をよく聞きます。
実際に、スマホ講座や地域のデジタル教室では、参加者の大半が50〜70代で、「やってみたいけれど不安」という人がほとんどです。
結論から言えば、SNSはシニア世代こそ相性が良く、生活の質を大きく向上させるツールです。
大切なのは、難しく考えず「自分の生活に合う使い方」を選ぶこと。
この記事では、キャリア・マネジメントの視点も踏まえながら、50〜70代がSNSを安全に楽しく使いこなすための「シニア世代 SNS活用術」を、具体例とともに徹底解説していきます。
1.なぜ今、シニア世代にSNSが必要なのか
① 家族との距離が縮まる
LINEやInstagramは、離れて暮らす家族の様子がよくわかる便利なツールです。
身近な例:
70代の女性が、娘から送られてくる孫の写真や動画を見るのが楽しみで、「毎日の喜びが増えた」と話していました。
SNSは、会わずとも“つながりを感じられる生活”を作ります。
② 趣味・地域活動との相性が良い
50〜70代は趣味が豊富な年代。
SNSは、
- ガーデニング
- 旅行
- 料理
- ウォーキング
- 釣り
- 登山
など、共通の趣味の仲間を見つけるのに最適です。
身近な例:
毎日散歩中に撮る写真をInstagramに投稿していたところ、同じ地域の人から「この公園、私もよく行きます!」とコメントが届き、オフラインでの散歩仲間ができた人もいます。
③ 情報収集が圧倒的に早くなる
ニュースサイトを検索しなくても、X(旧Twitter)を使えば最新情報が即座に入ってきます。
政治、健康、災害、地域情報など必要な情報がスピーディに得られるのは大きなメリットです。
身近な例:
地震の際、Xで地域の状況がいち早く確認でき、「テレビより早く知れて安心できた」という声が多いです。
④ 外出機会が減っても「社会的つながり」を保てる
定年後や高齢になると、外出が減り、社会的交流も少なくなりがちです。
SNSはこの“孤立感”を防ぐ非常に大きな役割を持っています。
厚生労働省のデータでも、社会的つながりがある高齢者ほど精神的・身体的健康が維持されやすいことが示されています。
参考:
厚生労働省「健康日本21」
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/kenkounippon21.html
2.50〜70代におすすめのSNS3選と活用術
ここでは、シニア世代が扱いやすいSNSを厳選して紹介します。
① LINE(家族・友人とのコミュニケーションに最強)
特徴
- 家族連絡に必須
- 写真や動画の送受信が簡単
- グループLINEで近況報告が楽
- 既読がわかり安心感がある
シニア世代 SNS活用術:
- 家族の写真・動画を送ってもらう
- 趣味の仲間とグループを作る
- 市役所・病院の公式アカウントを登録し情報取得
身近な例:
「孫の成長がすぐ見られるようになったことで、毎日が楽しみになった」という70代の男性は多いです。
② X(旧Twitter)(情報収集・災害時に強い)
特徴
- 最新ニュースが圧倒的に早い
- 興味のある人・専門家をフォローできる
- 災害情報がリアルタイム
シニア世代 SNS活用術:
- 気象庁や自治体の公式アカウントをフォロー
- 趣味・健康・投資の専門家をフォロー
- 自分のペースで投稿は無理にしない
身近な例:
台風のときにXで避難所情報を確認し、「早く準備できて不安が軽減した」という事例があります。
③ Instagram(写真中心で楽しい、趣味と相性抜群)
特徴
- 写真中心で文章が苦手でもOK
- 美しい画像を見るだけでも楽しめる
- 同じ趣味の人とつながりやすい
シニア世代 SNS活用術:
- ガーデニングや散歩の写真を記録代わりに投稿
- 旅先写真をアルバムとして保存
- 猫・犬好きのコミュニティ参加
身近な例:
庭の花の写真を毎日投稿している60代女性は、全国の園芸好きと交流が生まれ、 “今まで知らなかった花の世界” が広がったそうです。
3.シニア世代がSNSを安心して利用するための5つのルール
SNSは便利ですが、安全性の確保は必須です。
① 個人情報は公開しない
本名・住所・電話番号・勤務先などは投稿しないのが鉄則です。
身近な例:
孫の写真に家の外観が近く写り、住所が推測される危険があるため、加工アプリで背景を薄くぼかす人も増えています。
② 不審なメッセージ・リンクを開かない
詐欺・フィッシング被害は年々増えています。
心当たりのないリンクは絶対に開かないこと。
参考:
消費者庁「インターネット取引トラブル」
https://www.caa.go.jp/
③ 返信や「いいね」は義務ではない
SNS疲れの原因は、返信しなければならないという思い込み。
自分のペースで使ってOKです。
身近な例:
返信を義務に感じて疲れた60代男性が、 “見るだけの利用” に切り替えたところ、気持ちが楽になったという例があります。
④ 健康情報・投資情報は鵜呑みにしない
SNSは玉石混交。
必ず公的機関・信頼できるサイトと照らし合わせる習慣が必要です。
参考:
厚生労働省「生活習慣病予防」
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/
金融庁「知るぽると」
https://www.shiruporuto.jp/
⑤ SNSは「生活を豊かにする道具」と捉える
目的は、つながり・情報・楽しみ。
SNSそのものに振り回されない視点が大切です。
4.SNSで人生が豊かになる「シニア世代 SNS活用術」5選
① デジタル日記として使う
写真付きの投稿は、後から振り返るアルバムに。
毎日の小さな幸せを記録できます。
身近な例:
「今日の散歩道」の写真を毎日投稿し、1年後に振り返ったら人生の宝物になったという声があります。
② 趣味のコミュニティを広げる
SNSは、“同じ趣味の友人を全国規模で作れる” 実は最強のツールです。
身近な例:
釣り好きの60代男性は、Instagramで知った仲間と定期的に釣行するようになり、「退職後の友人が増えた」と喜んでいます。
③ 健康維持に活用する
ウォーキング記録、食事の写真、筋トレ記録を投稿するだけでも、健康意識が高まります。
④ 孫との交流ツールとして使う
LINE・Instagramは世代間の橋渡し。
孫との写真共有が大きな喜びになります。
⑤ 地域活動やボランティア参加の窓口として使う
SNSを通じてイベント情報、地域活動を知ることもできます。
身近な例:
SNSで知った地域清掃に参加した60代女性は、新しい友人ができ、生活が前向きに変わったそうです。
まとめ
シニア世代のSNS活用術の本質は、
「無理なく・安全に・自分に合った使い方で楽しむこと」
です。
SNSは、
- 家族とのつながり
- 趣味の仲間作り
- 健康維持
- 情報収集
- 地域とのつながり
など、人生の質を大きく向上させる強力なツールになります。
決して「若者向け」ではありません。
むしろ、経験豊富な50〜70代だからこそ、深みのある発信や丁寧なコミュニケーションができるのです。
今日10分触ってみるだけで、未来の楽しみが広がります。
あなたの生活に合う形で、SNSを人生の味方にしていきましょう。

